こんにちは!
浜松支部道場代表の相曾です(^^)

さて、前回に続いて本日も詰めろについて書いていきます。
前回のレベルアップバージョンです。
前回は「自玉に詰めろが掛かっている場合は一旦受けて詰めろを消す、自玉が詰めろでなければ詰めろを掛ければ良い」という旨を書きました。
今回はこの点をもう少し掘り下げます。

今日は【速度計算】についてお伝えします。
詰めろを掛ける際には速度計算を常に意識する必要があります。
速度計算とは後何手で詰みが生じる局面になるか確認するという事です。
ちなみに速度計算には「何手すき」という表現が使われます。

・一手すき→詰めろが掛かっている状態
・二手すき→次に詰めろが掛かる状態

と、こんな感じです。簡単に言ってしまえば王手が掛かるまでに何手掛かるか数えれば良いんです。
速度計算を正確にするには、最低5手くらいまでの実戦型詰将棋を一目で解けるようにした上で簡単な詰めろ問題をたくさん解くのが良いです。これは詰将棋を解く際の考え方と同じですね。
問題集は以下の本がオススメ。詰めろの凌ぎ方も書いてありますので、受けの練習にもなります。

終盤が強い方というのは速度計算が正確な方、または不利な局面で相手に速度計算が容易な局面にさせない方を指します。
実戦で速度計算力を高めるには中盤の終わり頃、つまりは囲いを崩し始める前から何手すきかを数える事です。そして常に最短の寄せを狙う。これが大事。
ちなみに不利な時は相手の攻めをなるべく遅らせれるように注力しましょう。
初めはなかなか上手くいかないかもしれません。ですが失敗しても大丈夫です。ミスして負ける事もありますが、気にせずトライしてみて下さい。

そんな感じで今日も詰めろについて書いてみました。
次回も終盤について書きたいと思います。
それでは今日はこの辺で失礼します。
ではでは(・ω・)ノ